2024年1月28日日曜日

20年の刻を超えて

こんにちは。開封実行委員の河村です。

2004年2月27日に子どもたちの夢が込められたタイムカプセルは、2024年1月27日に約束の場所である大みか小学校中庭の地表に舞い戻ってきました。掘り起こしの日に集まられた方々と共に喜びを分かち合った様子を以下リポートします。

掘り起こし作業は、タイムカプセル埋設当時の記念事業委員会委員長で、現在開封実行委員の根本さん仕切りのもと進行。大みか小学校からは校長先生、PTA本部役員さん、報道機関からはJWAYさん、NHK水戸放送局さん、茨城新聞社さん、埋設当時6年生の卒業生ご家族、20年前の10周年タイムカプセル開封に立ち会わられた卒業生ご家族、そのほかご見学に来られた方々の熱いまなざしのもと、中庭の丘にパワーショベルのバケットが入りました。

掘り起こしの作業は、地元事業者の菅原土建さん、福地石材店さんにお願いしました。パワーショベルにより慎重に土が取り除かれていきました。

タイムバスタブの蓋が出てきました! 樹木の太い根が張っていて20年の月日を感じます。

ノコギリを使って手作業で根を取り除きました。


タイムバスタブ開封の瞬間を動画でご覧ください!


タイムバスタブに収められた記念品は数日前に得た学校だよりの情報通り、各個人ごとにA4封筒に入れられて学年ごとに細かくまとめられていました。とても良い状態で出てきましたので、状態を心配していた私を始め皆さんから拍手が起こりました👏


当日はタイムカプセル埋設当時の6年生3名とお子さまたちが来てくれました。20年後の自分に込めたメッセージを手にした思いを、報道各社からのインタビューで話して頂きました。
1年生から6年生までの作品を前に笑顔の記念撮影📷👍


タイムバスタブは10周年事業のタイムカプセルとして使われたものを、30周年事業のカプセルとして再び継続使用され、本日で40年の長きに渡る守り役目を終えることになりました。
※割れている箇所は、空のバスタブを地中から引き上げる際に破損したものです

またタイムカプセルの道標としての役目を終えることになった10周年と30周年の記念碑。子どもたちの夢を守ってくれてありがとう。

タイムカプセルが埋められていた丘には土が戻され、土壌が落ち着くまで立ち入り禁止区域となります。





無事回収された数々の記念品は大みか交流センターの多目的室に移され、梱包された記念品を丁寧に取り出しました。やはり地中に長期間埋められていたこともあって湿気を含んでおり、予定通り室内に広げてしばらく乾燥させることにいたします。



一部の記念品は湿気によるカビに侵食され、封筒が破損している残念な状態となっておりました。委員会ではこのままの状態で乾燥させ、封筒を開封せずお渡しする方針で進めさせていただきますので、あらかじめご了承ください。

今回記念品と一緒にクラス名簿が添えられておりましたので、名簿通りに作品が揃っているか確認したのち配布へ向けて整理し、下記の返却実施日に向けて準備を進めてまいります。

・返却実施日 2月11日(日)10:00~16:00 および 2月12日(月)10:00~15:00
・場所 日立市立大みか小学校体育館

私個人の感想として、水が混入することなく非常にキレイな状態で、20年間も地中で守られてきたことに大変驚いています。過去から未来に贈られた様々な大みか小のアーカイブを手にして、これからも長く大みか小学校を中心とした地域の歴史が刻まれるよう、前人の方々から託された想いがしました。
引き続き本活動のご支援・ご協力をお願いいたします。

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